最近気づいたのだけどマジシャンの肩書で世界大会何位とか世界一のマジシャンとかそういった称号を付けている方がいます。

私の知っている大会である場合もあるし聞いたこともない大会の場合もあるし、怪しげな賞であったりといろいろ。

一般の方からするととても紛らわしいと思うので少し調べてみた。

FISM

まずいちばん有名なFISM。

これを｢fism 世界大会｣でgoogleで検索してみると約 8,040,000 件がヒットした。

サーと見た感じだとちゃんとFISMに関しての検索結果がヒットしているようなのでそれなりに認知されている大会だということがわかる。

私個人の感じでも一番大きな大会はFISMだろうと思う。

去年は久しぶりに日本から入賞者が出ました。

因みに3位までが入賞。その他特別賞など。

点数が公表されているのでそれ以降の順位も分かりますがリザルトには順位の記載がありません。

なので3位以降の順位を掲げている場合は正式な順位ではないようだね。

世界で3位と言う記載も見たけどマジックのとある団体が主催している世界大会で3位になったという意味ですので誤解しないでね。

マジックにはスポーツのようなすべてを統括するような団体はありません。

ミス・ワールドなんかが近いのではないかな。

マジックの場合は大会の中でいろんな部門があるのであくまでその大会のその部門での順位になる。

FISMの場合は8部門ほどあるようだ。

あくまで大会に出るのは若手だったりアマチュアだったりちょっと注目を集めたいプロマジシャンだったり。

世界中の稼いでいるマジシャンは忙しくて出るわけもありません。

グランプリをとったり入賞したりしたマジシャンの中には有名になった人もいますが私個人の感想ではその後はあまり活躍もせずに消えていくマジシャンのほうが多いなと言う感想。

例えばミス日本に選ばれたその後に大活躍した人もいるでしょうがその後消えていった人も多いのと同じだろうか。

そもそも採点も不透明だったり審査員がスポーツの採点と比べるとその場で役割を与えられただけのようなものですのであくまで参考程度に見るのがいいと思う。

ただそれなりの人数の中から選ばれてはいるので決して悪くはない程度ではあるといえると思う。

結局は賞を取った後に売れるかどうかはまたその後の頑張りや運に左右されるのだろう。

FISMはヨーロッパを中心にした組織だけどアメリカにはSAMやIBMといったマジックの大きなサークルがあって毎年大会を開いていると思う。

ここでの大会の入賞などもそれなりに評価される。

FISM KOREA BUSAN 2018 Contest Results 去年のFISMの結果はリンク先で見れる。

中野にある銭湯経営のマジシャン

メディアにも出ていたことのあるこの方の肩書は世界大会2連覇。

どんな大会かというと｢マジックマスターズオープントーナメント｣などという聞いたこともない大会。

googleで検索したところ約 83 件。念の為｢”Magic Masters Open”｣で調べたところ約 85 件 。それも英語のサイトはほぼなし。

こんな世界大会なんてありますかね？

大会自体の開催はしているようだ。

何を根拠に世界大会などと名乗っているかは知りませんが明らかに世界大会とは名ばかり。

これで世界大会2連覇などと名乗ったら誇大宣伝だね。

みなさんだまされないように注意してね。顔もいかにも胡散臭いやつ。

マジシャンからしてもこういうやつはホントに迷惑。

世界で活躍もほぼ嘘

その他にも世界で活躍などと書いてあるマジシャンも良く見ますがそういったマジシャンで実際に世界中で活躍しているマジシャンをほとんど見たことがない。

ということでマジシャンの一部には実力ではなくこういった嘘だったり嘘に近い宣伝文句で自分を凄く見せようとするやからがいるので注意して。

法律的なことは詳しくわからないが誇大広告で消費者庁に業務停止命令がだされたなんてニュースを見ますがこれは人には当てはまらないのかね？

法律違反で問われるかはわからないが度が過ぎればなんらかの制裁を受けるのではないかな。

現状ではすぐに改善もないだろうから一般の方はマジシャンを探すときにはマジシャンの肩書にだまされないように注意して。

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