2020/1/6に配信開始したアメリカのマジシャン、Ryan Schlutz、ライアン・シュルツのLIVE ACT (Penguin LIVE)を見たので簡単に感想などを書いてみる。

このマジシャンは本やDVDや商品などをたくさん出している方で私もDVDや本をいくつも持っている。
特にセルフワーキング、あまりテクニックを使わないけどもインパクトのあるクロースアップ系のカードマジックで有名。

今回はそれまでのマジックとは違いスタンダップの少し観客が多いところでのマジックライブ。2年前までは最大で10名ほどの規模のショーだけだったけどもスタンダップのショーを新たに作ったようだ。

さすが才能があるんだろうね。2年だけど完成度の高いショーになっている。数は少ないけどバラエティーに飛んでいてどれも興味の引くものになっている。

マジシャンからすると既存のフォースや仕掛けを使うものが多くその点では若干残念ではある。しかし一般向けにはとても効果的な作品だと思った。

個人的にはLife Hack Deckのポケットのところからは気に入った。
Before the Thoughtの選択のところも参考になった。
Random Happeningsはすごくいいのだけど日本では難しいまたはすぐには難しいかな。
Super Fair Card の演出は参考になった。

クロースアップのマジシャンでスタンダップもやってみたいという方にはかなり参考になると思う。
今までスタンダップをよくやっている方でも参考になるところが多いと思う。
今までのDVD作品のイメージを期待すると少しがっかりするかもしれない。

Ryan Schlutz LIVE ACT (Penguin LIVE)

Ryan Schlutz LIVE ACT (Penguin LIVE)
Price: $39.95

目次

  • 0:00:00 Ryan’s ACT:
  • 0:01:04 Fame and Fortune
  • 0:03:38 Life Hack Deck
  • 0:11:49 Before the Thought
  • 0:17:14 Random Happenings
  • 0:22:20 Super Fair Card Trick
  • 0:26:57 ACT EXPLANATIONS:
  • 0:33:42 Props and Set up
  • 0:36:59 Fame and Fortune Explanation
  • 0:45:32 Life Hack Deck Explanation
  • 1:06:20 Before the Thought Explanation
  • 1:21:48 Random Happenings Explanation
  • 1:36:16 Super Fair Card Trick Explanation

0:00:00 Ryan’s ACT:

司会のダンハーランさん。ジャケットが派手。ネクタイにはドクロが。

0:01:04 Fame and Fortune、0:36:59 Explanation

客が選択した組み合わせの絵が予言で出てくる。
ジャスティン・ビーバーとシャキール・オニール?か、パリかニューヨークか、自転車に乗っているか手を繋いで歩いているかを客が選んでその通りの絵が出てくる。
8アウトになっている。
一つの紙で2つ対応。なので紙を開くところは少し気を使う。

有名人と絵を使い興味を引くのでオープニングにいいマジックだと思う。

Fame and Fortune

0:03:38 Life Hack Deck、0:45:32 Explanation

カード当て。当て方を書いたカードを4枚引いてもらいその通りに当てていく。
普通のカードの方は一部フォーシングデックで4枚フォース。
ペンシルドット。
客が選択したカードの境目を密かに移動するテクニック。
当て方の選択はデレックディングルのムーブでフォース。 抜いた後にボトムに持ってきてデック全体をひっくり返すタイプの。
恐竜の叫ぶおもちゃがマジックとは関係なく出てくる。

当て方
当て方を書いたカードがデックの真ん中を通ると客のカードに変化。
ポケットにデックを入れて手探りで探し出す。
客の手の中から抜き出して当てる。
デックが消える。客の手の中で透明なPhantom Deck / ファントム・デックに変わっている。その真中に客のカードが1枚だけある。

ポケットから当てるところから透明なカードに成るところまではとても気に入った。

0:11:49 Before the Thought、1:06:20 Explanation

デックを2つに分けて客が選んだほうを捨てていく。最後に残ったカードと同じカードが封筒の中から出てくる。
黒か赤か、ダイヤかハートか、よく選ばれるカード、残りを2つに分けて最後の1枚に成るまで選択する。
エキボック、マジシャンズチョイスではない。
AとQKを捨てる理由は弱い。
最初のデックは揃っているデックではなので最初にファンしてみせることは出来ない。
封筒の中から出てくるカードは2~J×2で用意している。

最後に大きな封筒から出てくるのは普通のポーカーサイズなところが残念。これがジャンボカードで出来たらいいなと思った。

0:17:14 Random Happenings、1:21:48 Explanation

ブックテスト
本のページをバラバラにする。1ページを客が選んでそれを8ピースに破る。そこから1ピース選びその中に書いてある文字を1つチラッと見て選んでもらう。
その文字が予言されている。
とても不思議
予言の紙で2文字対応している。なので開くときは少し気を使う。文字を選ぶ時に文字数の多めのをと指示をしている。
本は特殊なのだ。仮に日本語で同じ仕組みの本を作ったとしてどうかね?うまくいくかはわかりませんね。

紹介されていたサイトを見たけどその時は本は置いてなかった。
FALSE ANCHORS

0:22:20 Super Fair Card Trick、1:36:16 Explanation

世界一フェアーなカード当てという謳い文句。
目隠しして手袋をした状態でカードを触って当てる。

客がタッチしてカードを選ぶのはボトムカードをフォース。
フォースされるカードと手袋に仕掛けがある。

0:26:57 ACT EXPLANATIONS:

ここから解説をしている。バラエティーに飛んだマテリアルを使っているとハーランさんが言っている。

因みにシュルツさんはかなりの早口。私は再生スピードを少し遅くして聞きました。それでも中々聞き取れなかった。

カバンの手前に黒い袋状のものをかけていて終わった道具はこの中に入れていっている。こうすれば道具がごちゃごちゃにならないでいいね。

関連記事