ひろしつちや

repertoire asi wind 感想、レビュー

6.2.20

12.16.23

アメリカ、ニューヨークのマジシャン、アシ･ウィンド / Asi Windの作品本、repertoireを少し読んだので感想などを書いてみたいと思う。英語の本。
この方は以前に、Time Is Moneyと言う作品とThree Card Routinesと言うDVDを出していて両方とも持っている。とてもいい作品でマジック界では話題になった。
その他にChapter Oneという本とDVDを出してたけどそれはもう売り切れになっている。
それら過去の作品をまとめた本になる。
彼のサイトで$100。

repertoire book
$100.00Price

まだ半分も読んでないけど読んだら追加しようと思う。

Time Is Money

DVDの単体商品になっている作品。私は2回演じたことがある。とても良い作品。1回は客の腕時計が強く巻かれていてアンダーウォッチを諦めた。その場合のアウトを考えておいたほうが良いね。
パーラーで出来る。
本は読んでない。

評価:良い

A.W.A.C.A.A.N.

客にカードと1〜52の間の番号を指定してもらう。カードケースからデック取り出して配っていくとその番号目のカードが客のカード。

メモライズドデックを使う。
不可能性の高い作品。ボックスに少しだけ細工します。
私は実演してませんが結構難しいと思う。
Three Card Routines by Asi Windでこれを見ました。タイトルにWが増えているが変わってないんじゃないかな。ただ本は読んでないので少し違っているのかもしれない。

https://youtu.be/M3eMU9634QE

評価:まあまあ

out of the blue

客の言ったカードだけがデックの中でバックの色が違う。

A.W.A.C.A.A.N.のシフトを使ってカードの並びを入れ替える。
メモライズドデックとケースに少し細工と色違いのカード1枚とワックス。
客の言ったカードは手渡しできない。他は可。

評価:イマイチかな。

a coin trick

2人の客がそれぞれデックからカットしたところのカードを覚えて元に戻す。予言を見るとそれぞれ何枚目にカードが有るかが書いてありそれが当たる。

2箇所にクリンプ。
このコイントリックというのは予言の1つのやり方で西暦を使う。日本のコインは西暦表示じゃないのでそのままでは出来ない。
種は数学の原理を使っていてこれを知ってからもなぜこうなるのか簡単には理解できない。なので客は全くわからないだろう。
ただカットして戻して予言見てと言う感じで面白みはないので予言にコインの西暦を使ったり、時刻を使ったりしている。

評価:まあまあ
良いんだけどもう一捻りできないものか考えてしまう。

Double Exposure

Three Card Routinesの中で見ました。本は読んでない。
表と裏で混ぜて混ざっているのがわかるようにファンにして写真を撮ります。
おまじない後に広げると客のカードだけ表向きで表れる。
写真を見ると同じく客のカードだけが表向きになっている。

とても良い作品。カルを使う。怪しくないように演るにはそれなりに技術が必要。本では新しいハンドリングも載っているようだ。
評価:とても良い

S.A.C.A.A.N.

A.W.A.C.A.A.N.のシフトを使うようだったので飛ばした。

somebody stop me

客がカードを配っていきマジシャンが見ないでストップと言ったところのカードが客のカード。マジシャンはカードに触らずに客のカードの場所がわかってしまう。

客はデックの上から半分より少ないパケットを取ってシャフルして一番上のカードを覚える。残りのカードから半分ぐらい取って覚えたカードの上に重ねる。残ったカードは隠す。ここまではマジシャンは全く見なくても大丈夫。
次に客がカードを配っていき全部配り終える。
そしてもう一度配る時にマジシャンは見ないでストップと言う。

距離のあるキーカードを使うが少し離れた所から見て識別できるように細工が必要。
客が覚えたカードの上にパケットを乗せるがそれをカットしたりは出来ない。
カード半分ほどを2度配る必要がある。
見ないでもストップが出来るとあるがこれは必ず出来るとは言えない。
部屋が暗めだったり目が悪い人には向かない。
細工の出来によっては客にバレる。

評価:
マジシャンがカードを触らないというのはいいんだけど、凄いと思わせるのはそれなりに難しいかも。
あまり良くない。