この本を読むのは2回目。
8月で終戦記念日などもあったからだろうかもう一度読み返したくなって読んでみた。

作者は零戦のパイロットだった人。
文章も上手で戦闘の描写がとても凄い。

最後の特攻の部分はとても悲しい話。
まさに無能な指揮官というところだろうか。
憤りを感じる。
こういうことは二度と起こしてはならないのだけど進歩していないどころかすっかりこの時のことを忘れているように思う。

また、この本は各国の言葉に翻訳されており海外でも評判の本となっている。
ちなみにアメリカでは「Samurai!」という題名で翻訳されている。
アメリカのアマゾンのレビューはこちら。とても評価が高いね。

さて、この坂井パイロットは撃墜王と呼ばれた男なわけだけどとても視力がよくそのため相手より先に敵を見つけることができたのが生死を分ける戦いで有利に運ぶことができたと書かれている。
最後のあとがきには目を良くするために実践していた方法が記載されている。
昼間に星を見る訓練や、普段外を歩く時から遠くの看板の文字をいち早く認識する訓練などが描かれている。

で、ここからマジックの話に結び付けたいのだけど、マジックでも視力はとても大切。
例えばトランプのカードを盗み見るなんてこともあるだろうし相手をだますわけだからいつでも有利な状態で状況を認識しなければならない。
そのためには視力は良くないといけないのだけど有名なマジシャンをみると目が悪い人が多いように思う。
統計があるわけでないので単なる個人的な感想だけどネタを考えたりしている時はどうしても頭のなかで妄想するようなことが多くなる。
その時は目を使っていないわけでそういったのが目を悪くする原因になってるのではないかなと想像します。

私自身も視力が悪いんだね。
なので色々とマジックをやるには不都合があって困っている。
まあ、メガネかコンタクトをすればいいのかもしれないけど裸眼で過ごせるようになりたいわけ。
なので視力回復に努力しているところ。

大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
坂井 三郎

大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
坂井 三郎